教育支援員の備忘録

生徒主体の学校づくり

少年非行防止

z生徒一人一人は様々な考えを持っており、対応は千差万別するものです。良い対応とは数値に置き換えられるものではないが、概ねといったところに落ち着く。基本は、生徒の笑顔のために頑張ろうという意識です。

 

15歳前後の特徴は、自我に目覚める自己確立の時期です。しかし、体格が大人に近づいても心はまだ子供です。話をよく聞く、顔を見たら声をかけるなどを通じて自分の感情をコントロールさせる習慣が必要です。

  • 自己主張が強く気分にムラがある、些細なことを気にして落ち込む
  • 自分のこと以外あまり関心がない、反面、他人の言葉や態度には敏感に反応する
  • 自分の感情をコントロールできない、具体的にはわからないが何かしたい
  • 大人の世界に憧れ真似をする、特に仲間がいると格好つけるために喫煙、飲酒や危険な行為をする
  • 少し斜めに構えていると周囲から格好良いと見られるので、常識から外れた生活に憧れる
  • 社会経験が浅く、勝手に他人の自転車を乗り回したり遊びで万引きするなど、犯罪となる行為を予測できない
  • 犯行の隠蔽も一緒にいる者と口裏を合わせる程度、その場を取り繕うためバレる嘘を平気でつく

 

物事には取り返しのつくことと取り返しのつかないこととがあります。犯罪となる行為は学校、家庭、警察と連携し、防止するための努力が大事です。

  • 相手がどのくらい迷惑を受けているか、被害を受けているかを理解させる
  • 殴った方は忘れても、殴られた方(被害者)は忘れていないことを理解させる

 

大人の指示には、やらされているという感覚で反発します。先生の言動が大きく影響します。まずは声かけで情緒を安定させます。

  • 上から目線では命令調、突き放されたと受け取られます
  • 下から目線で共感、同感が得られます
  • 幾らか知識を持っていると、「知っているのにくどい」、説明を省くと「不親切」と受け取られる

何かできたことに着目し良い点を褒める。褒められれば誰でも嬉しいし、やる気も出ます。今までできなかったことができるようになったことに一声かければ、更に自信を持ちます。

 

先生だけの検討では、生徒一人一人によって受け取り方が異なります。クラス全体の問題として対応する必要があります。友人の言うことには耳を傾けてやってみようとします。自分たちでやっているという実感をもたせます。他人を大事にするということは、友人知人の間をめぐり結局は自分に返り、自分を大事にすることに繋がります。

 

保護者からの苦情に耳を傾けるが、一番知っているはずの保護者が知らないことが多いということが現状です。その年にならなければ気づくことができないことを、今気付けせるのが先生の腕の見せ所です。

 

理解させなければならないこと、遊びであってもいたずらのつもりでも犯罪です

 

店では商品を仕入れ、売ることによって商売が成り立ちます。私一人くらい…ではない、一人が百人となれば、大きな被害となります。万引きやいたずらで商品が売れなくなれば、商売とならず店を閉めることになります。

 

盗む意思がなくても他人の自転車を勝手に乗り回せば、自転車盗(使用窃盗)になります。置いている自転車を勝手に乗り回せば、占有離脱物横領になります。拾ったものは警察に届けなければ罪になります。

 

友人が一緒だと威勢を示すため、ジグザグ運転や信号無視など危険な乗り方をします。歩行者に衝突して怪我を負わせれば交通事故として賠償責任が発生します。

 

注意するときは自尊心を傷つけないこと

 

中学生・高校生の思春期の特徴は、関心あるものには集中する、ある対象に興味が湧くと周りが見えなくなってしまう。逆に何につけずすぐ飽きてしまう。

集合写真を手渡されたとき、最初に探すのは自分の姿です。気になるのは写真写りです。常に自分を認めてもらいたい、見ていて欲しいと思っています。

 

14歳だと接法少年、15歳だと犯罪少年となります。仲間を庇うため、14歳の少年が嘘をつくことがあります。また、弱い仲間に罪をかぶせることがあります。

客観的に見ると、仲間同士で嘘をつくことがあります。いじめを行なっている不良行為少年の方が、もっと惨めな状況になっている場合もあり、周りの者からもよく話を聞かなければなりません。

 

一度言ってしまった言葉は二度と口には戻らない。言った本人は忘れても、言われた方は絶対忘れません。感情剥き出しは損があっても得は皆無です。

 

「何かしたい、よくわからないが自分に合った何かがしたい」この声を聞くのが教師です。